ヴェーダって何?

ヴェーダとは、紀元前1000~500年頃にかけてインドで編集された、宗教文書の総称です。
もともとは、「知識」という意味です。
バラモン教の聖典であり、長きに亘る口述や議論が書き留められています。
そして、これは大きく四つの分野に分かれています。
「本集」は「サンヒター」と呼ばれ、祭詞や呪詞などの「マントラ」で構成されている、中心的な部分です。
「祭儀書」は「ブラーフマナ」と呼ばれ、散文形式で書かれた物です。
祭式の手順などが説明されています。
「森林書」は「アーラニヤカ」と呼ばれ、祭式の説明と哲学的な説明が書かれています。
内容的には、ブラーフマナと、後述する「ウパニシャッド」の中間に位置します。
ウパニシャッドは奥義書であり、インド哲学の源流でもあります。
一つのヴェーダには、複数のウパニシャッドが含まれており、それぞれに名前が付いています。
また、これらは祭官ごとに四つの種類に分けられ、4掛ける4で16種類があることになりますが、実際には、もっと多くの種類に分けられています。
要するに、ヴェーダは一大蔵書と言えますが、現存する物だけでもかなりの多さであり、古代の学派の文献などを合わせると、非常に厖大な量になります。

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